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July 25, 2008

クール・ビズ

夏である。「クール・ビズ」の季節である。

仕事柄、夏と言えども、1日中スーツにネクタイという日もあるが、この季節の日本では、スーツは苦しい。

昔は「省エネ・ルック」などという半袖スーツもあったが、当然、皆に馬鹿にされ、すたれた。今回の「クール・ビズ」は意外にしぶとい。すたれるどころか、日本のサラリーマンの夏の服装として定着しつつある。

「クール」であるためには、とにかくネクタイをはずせばよい。これはおそらくコロンブスの卵的発見だったのだろう。それだけで見た目涼しくなったような気がする(実際はそれほど涼しいわけでもないのだが)。

「クール・ビズ」の効果として、日本のサラリーマンの夏の服装がちょっとお洒落になったような気がすることがある。何しろ、冬は、スーツにネクタイをしてさえいれば、後ろ指をさされることはなかったのだ。そのネクタイをはずしてしまうと、どうも襟元がさびしい。ネクタイを締めることを前提としたシャツは、相方を失うと、とたんに、本来の下着にしか見えなくなる。

そこで襟元に工夫することになる。50年代のアイビー・ルックでおなじみのボタンダウンのカラーならば、中年以上の世代には抵抗がない。とにかく、何もない襟を大きく見せてくれる。また、最近は、要するに襟を大きくすればよいのだとばかり、ボタンなしで襟を強調した「クール・ビズ」仕様のシャツもはやっている。これはネクタイをしてしまうとかえってうるさくなるので季節限定の衣裳である。また、無地の白では、いかにも、「とりあえずネクタイはずしてみました」という感じなので、ストライプ柄やチェック柄のシャツもよく見かける。

そういうお前は「クール・ビズ」しているかと言われると、実はあまりしていない。どうもネクタイをはずして上着を着るというのが好きでないからだ。人と会ったりする予定のないときはポロシャツで済ましている。

ところで、cool biz は和製英語である。なぜ、英米でこの言い方がないのか? 英国は涼しすぎて、夏でも平気でスーツが着れるからだろうか。逆に、米国人は一年中半袖なので、冬の厚着の心配さえすればよいからなのだろうか。

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