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November 30, 2009

桜の紅葉

今年は暖かかったせいか、まだまだ紅葉のシーズンのようだ。遠くまで出かけている時間はないが、近くの公園の桜の葉も紅葉しているのを毎日見ている。

「紅葉」を「もみじ」と読めばもっぱらカエデの葉だが、「こうよう」と一般化すると、常緑樹の葉以外は何の葉でもよくなる。桜は春に花が咲くときにはまだ葉が出ていないが、花が散りはじめた後に葉が出てきて、いわゆる「葉桜」になる。正直に言って、葉桜はそれほど綺麗なものだとは思わないが、その葉が秋になって赤くなると、これは見ごたえがある。特に、桜の名所とされているところでは木の数も多いので見事な紅葉を見ることができる。

昔、「一粒で2度おいしい」と宣伝された商品があった。別種の味を1つのパッケージにしたところからのコピーだが、桜というのも「一本で2度美しい」と言えるだろう。いわば第2の人生ならぬ「花生」を生きているわけだ。カエデの方も春に花が咲くらしいが、全然話題にならないのは気の毒のような気がする。

桜の葉がやがて落ちると木は丸裸になる。しかしよく見ると、すでに来年咲くはずの花の蕾がすでに小さく硬く付いているのがわかる。こうして、また第1の花生を繰りかえすわけだ。

大学の学生生活というのも、「2度おいしい」ことがあってほしいと思う。1度目はもちろん授業を通しての学び、2度目は、それ以外の自分が打ち込めることである。勉強をしっかりとやった上で、学内の行事に関わったり、学内外のボランティア活動に精を出したり、20歳前後という、1度しかない人生の区切りを2重に有意義に過ごしてほしいと思う。

本学では「松蔭GP」という制度を立ち上げて、教職員と学生が一緒になって、様々な活動をすることを公的にサポートしている。大学のウェブサイトで紹介している、9月の学生の企画による結婚式もそうだし、自分たちで薩摩芋を植えて収穫して石焼き芋を焼いて食べるイベント、先週のクリスマスツリーの点灯式の進行、様々なイベントの際のボランティアカフェなど、それに関わっている学生の姿が生き生きとしているのを見るのは気持がいい。

もちろん、第2の方ばかりで生き生きしていてはいけない。第1の学生生活たる教室でも生き生きできるかどうかはひとえに教師にかかっている。

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