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July 31, 2011

2つの Bar

先日、買ったばかりのタブレット機器のスイッチがうまく働かないので、心斎橋の直営店に持ち込んで見てもらった。このメーカーは全国に何箇所かGenius Bar という受け付け窓口を開いていて、専門家がその場で見てくれる。今まで噂には聞いていたが、実際に行ってみるのははじめてだった。

Bar という名前の通り、カウンターの向こうにはその会社の機器ならばどんな相談にも応じるという構えのバーテンダーならぬ genius(天才)が控えている。待っている間も、すぐ隣では、その会社のコンピュータの細かな使い方のチュートリアルをやっていて、それを見ていれば退屈はしなかった。

やがて予約の時間が来たときに、こちらで持ち込んだ機械を見せて、症状を説明すると、あっさり、在庫を調べた上で新品に交換してくれるということだった。30分くらい待った時間も気にならないくらい、満足して帰ったのは言うまでもない。

その bar では、従業員の一人一人が自主性に任せられながら、皆が顧客を心からもてなし、満足してもらおうと思って動いているという感じで、予定調和的に店の雰囲気がよくなっていた。何しろ外国では、贋物を持ちこんでも親切に見てくれたという話だ。

この日は予約の時間まで大分時間があったので、その前に、お昼を兼ねて、すぐ近くの bar にも寄ってみることにした。こちらは零下2度に冷したビールを飲ませるという bar で、テレビにもとりあげられたばかりだし、日曜だったので、店の外で1時間以上待つことになった。

それはもともと覚悟の上だったのだが、待っている間に汗を拭く紙ナプキンを配ってくれたり、水を持ってきてくれたり、ここでも従業員がもてなしの心をもって気を遣ってくれているのがよくわかった。水も小さな紙コップに少しだけなのは、その後のビールの喜びを損わないようにという気配りなのだろうと、好意的に感じてしまうくらいだった。

これだけの列ができるのだから、店内の時間制限をしたら、とも思ったが、中に入ってみて、それは浅はかな考えであったことに思い至った。中はテーブルはあるが椅子はなく、もともと長居をするようにはできていない。そして、店員にうるさく言われなくても、冷たい飲み物と美味しい食べものに満足して、自然と、適当な時間で店を出ていくことになる。もちろん中での従業員の態度もそれに貢献している。せっかくの来店がせかされて出ていくというのではお互いに楽しくなかっただろう。

今日は先週に引き続いてオープンキャンパスの日である。学生スタッフに活躍してもらわなくてはならない。一人一人がおもてなしの心をもって高校生に接してくれることを期待したい。

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