足りないマンデー
今日は4月30日、きのうの日曜が「昭和の日」で休日であったために、休日である。5月1日、2日に休暇をとると、4月28日の土曜日から5月6日の日曜日までの9連休になるそうだ。
しかし、それは別世界での話である。最近の大学では、授業を半期15回きちんとやることが要求されていて、勝手に休講・休校にするわけにはいかない。それどころか、「ハッピーマンデー」のおかげで、成人の日や体育の日などが月曜日に固定化されたため、月曜日の授業回数が不足がちなので、今日は「授業日」である。私立大学は授業日を独自に定めることができるので、国民の休日であっても、年に1、2回の月曜日は授業日とせざるを得ないことが多い。
思えば、この「ハッピーマンデー」というのは、一週間単位の繰り返しを基本とする大学の時間割とは相性が悪い。日付が指定された祝日が何曜日になるかはある程度ランダムに分布するが、「ハッピーマンデー」は常に月曜日なのだから、月曜日にしかやらない授業がいつも割を食う。
春分・秋分の日がいつになるかは、国立天文台の作成する暦に基づいて前年の2月に決定される。これと同じように、現在「ハッピーマンデー」に指定されている祝日を、「ハッピーマンデー」から「ハッピーフライデー」までに分散させ、そのどれにするかは、前の年の早い時期にバランスを見て決めたらよいのではないだろうか。少なくとも大学人にとってはそういう制度の方がうれしい。
もっとも、「ハッピーチューズデー」「ハッピーウェンズデー」「ハッピーサーズデー」の3つは、連休にならないので、あまり「ハッピー」ではないかもしれない。個人的には、何曜日だろうと、週の半ばに休日が入るのは大歓迎だが。
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