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January 03, 2013

初夢

2033年の正月も半ばが過ぎ、ふと思い立って、かつて勤務していた大学へ10年振りくらいに行ってみた。

50年前に建てられたチャペルはそのままの姿で迎えてくれて、在職中の数々の礼拝行事の思い出が戻ってきた。

学期末や入試のあわただしい時期かと思っていたらキャンパスは意外にのんびりしていた。学生数がさらに少なくなっているのかと心配したが、聞いてみると、今では様々な情報機器の普及で、学生がキャンパスに来なくてもほとんどの授業がバーチャルにできるのだと言う。

それでも、教師・学生ともに、学期中に数回の「リアルクラス」は楽しいようで、一学期15回の授業をすべて教室でしていたころよりも出席率はよく、より深くおたがいが関わることができているという。

副次的効果として、学内の様々な施設を授業以外の用途に使いやすくなり、授業がなくとも、様々な行事のために大学に来る学生が増えてきたと言う。実際、勉強は家でもカフェでもバーチャルの環境できるが、ボランティア活動などはリアルでないとできない面が多い。

もう一つの変化は、学生の多様化だ。毎日「通学」する必要がなくなったので、子育てに一段落した母親が学生として大学に戻って来やすくなった。空いた教室のいくつかは一時的に子どもを預ける保育室に転用されている。

18歳人口は20年前よりさらに20万人減って、100万人を切ろうとしているが、20年前に40%だった女子の4年制大学への進学率が50%を越え、女子大へ来る学生の数は大きく減少はしていない。25歳以上の「社会人学生」も増えて来ているし、外国人留学生も結構見るようになってきた。

以前からあった、近隣の子育て支援フリースペース「まつぼっくり」も、最近ではお父さんと一緒に来る子どもが多くなっていて、女子大という雰囲気が大分変わってきていた。大学全体が街の一部となっているような感じだ。教職員も、学生だけを相手にするのでなく、地域へのサービス機関という自分たちの使命を意識して働いているように見受けられた。

何だか、可能ならば、こういう職場でもう一度働いて見たい、と思ったところで目が覚めた。果してこれは正夢なのだろうか。

明けましておめでとうございます。

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