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March 31, 2015

隠れ家

明日、4月1日から、阪急岡本駅の近くに、「松蔭おかもと保育園」という名の新しい保育園が活動を始める。先週は竣工式と内覧会があり、多くの人に、園児が来る前の施設を見てもらった。

私立大学は学校法人が設立するが、保育園は設立できないことになっている。そのため、設立母体は別法人の社会福祉法人だが、神戸松蔭女子学院大学の子ども発達学科および、大学全体と深い関係をもっている法人である。

保育士養成課程をもつ大学に、密接な関係をもつ保育園があることの利点は多い。学生にとっては、子どもたちを近い距離で見る機会が増えるし、卒業してからのかかわりも増してくる。今までは、実習先などで、近隣の保育園のお世話になってきたが、これからは、その一部を自前で引き受けることができる。

しかし、社会福祉法人としてもっと大事なのは、地域貢献ということだろう。今の日本で小さな子どもをもつ親(女でも男でも)が働くことにどれだけ障害が多いかを考えると、保育の一部を引き受けるくらいでは十分ではないかもしれないが、それでも、いくらかは、働きやすい環境を作ることに貢献できるだろうと思う。

できたての保育園は気持ちのよいものである。木を基本に設計したそれぞれの部屋は、優しい感じがして、大人でも、いつまでもいたくなる。内覧会に来ていた、入園予定の子どもたちも、早くもなじんでいたようだった。

もう一つおもしろいと思ったのは、空間的には無駄に思える、階段の下の空間など、あちこちに小さな空間が作られていることだ。大人だと頭がつかえてしまって、大人用の施設としては具合が悪いのだろうが、ちょうど子どもがもぐりこむのにはほどよい空間で、そこで本を読んだりができる。

こういう空間をよく「隠れ家」と言う。大人の世界でも、ちょっと奥まったところにある料理屋などを指して言うことがあるが、小さな子どもでも一人になりたいときがあるかもしれない。とにかく、子どもにとっては、隠れんぼが楽しくなる空間だろう。保育士さんの方は、探すのが大変かもしれないが。

思えば、大学にも、学生のためには、こういう隠れ家的な空間があった方がよいのかもしれない。もっとも、教員までそこに隠れてしまっては問題だが。

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