【2026年3月8日(日)に第8回神戸松蔭こころのケア・センター ブラッシュアップ研修会を開催しました】
桜の余韻もつかの間、若葉が色づき、瞬く間に深緑の季節を迎えました。皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
今回の記事では、2026年3月8日に開催された『神戸松蔭こころのケア・センター ブラッシュアップ研修会』の様子をお届けいたします。第8回目となる今回は、2026年3月まで当センターで相談員をされていた大島崇徳先生にご講演いただきました。
大島先生は、2003年3月に広島大学の臨床心理学修士課程前期を修了後、心療内科や大学の学生相談室などでご活躍され、2021年4月より当センターの相談員としてご勤務されてきました。
演題は『神戸松陰で臨床の“あたりまえ”についてもう一度考える』でした。相談者を「傷つけない」という最も大切なことに立ち返りながら、
セラピストとは何をする仕事なのか?
「臨床の技術」とはなんなのか?
カウンセリングは「治す」ものなのか、「治る」ものなのか?
「面接の目標」とは?
といったカウンセリングの根幹にかかわる問いについて、丁寧に考え、お話してくださいました。目まぐるしい日々の中で置き忘れられてしまいやすい、けれどとても大切なこれらの問いを、ずっと持ち続けていくという勇気をいただいたように思います。
研修会後半の事例検討会では、13期生の古味由佳梨先生に事例をご発表いただきました。大島先生と古味先生の対話形式で行われ、古味先生が言葉にされることを大島先生が丁寧に拾い上げ、ゆっくりと味わうようにお話を聞かれていたことが印象的でした。
置かれたカウンセリング環境の中で、相談者とセラピストの間で何が起こってきたのか、それぞれどのような体験をしていたのかなどについて、フロア全体が一体となって考えるような貴重な時間となりました。
研修会終了後は、多くの参加者の方が順々に大島先生のところへお話に行かれ、大島先生との再会を喜んだり、ご退職を惜しまれたりされていました。
ご退職という大きな節目に、心理臨床の栄養となるような大切なお話をお聴きかせくださった大島崇徳先生と、貴重な事例を提示してくださった古味由佳梨先生にあらためて感謝申し上げます。
次回の会でも、皆さまとお会いできることを楽しみにしています。
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