2024年5月24日 (金)

春期無料相談会のお知らせ

春期無料相談会を開催いたします。

 

事前予約期間:2024年5月27日(月)~6月7日(金)

 

場所:神戸松蔭こころのケア・センター(神戸松蔭女子学院大学4号館3階)

 

お電話:078-882-8777(直通)

 

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2024年3月18日 (月)

第6回神戸松蔭こころのケア・センター ブラッシュアップ研修会

2024年3月2日(土)に「第6回神戸松蔭こころのケア・センター ブラッシュアップ研修会を開催しました。

 

こころのケアに携わる臨床心理士は資格を取得した後も、日々研鑽を重ね、技術の維持と向上に努めながら皆様にお会いしております。「神戸松蔭こころのケア・センター ブラッシュアップ研修会」は、そのような研鑽の機会の1つとして、本学の修了生を対象に2015年から毎年開催しておりました。

 2020年からは感染症の影響で中止を余儀なくされていましたが、4年半ぶりに開催することができました。春の陽気が来たかと思ったら一転、雪が舞い散るような寒空の下での開催でした。

 

 第6回となる今回は、山口大学大学院の安達圭一郎先生を講師としてお招きしました。安達先生は、2012年から5年にわたり本学で教鞭をとられ、本学で臨床心理士の養成にご尽力くださいました。現在は、山口大学大学院で看護師の養成や研究活動などでご活躍されています。

 

 前半は、「対人関係療法によるこれまでの臨床経験」という演題で、安達先生がご専門とされている対人関係療法の作用機序やプロセスについて丁寧にご講演いただきました。うつ病などの症状に対人関係の難しさがどのように関連するのかについて、とても分かりやすくお話しいただき、フロアのみなさまからも活発なご意見をいただきました。先生の貴重なご経験に基づく事例もご提示いただき、たくさんのことを学ばせていただく機会になりました。

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 後半は、事例検討会として15期生の嶋田安里先生に事例をご提示いただきました。講演に引き続き、助言者として登壇いただいた安達先生からは、事例についてより深く理解するうえで欠かせない重要なご助言を、とてもあたたかいお言葉でお伝えいただき、発表者はもちろん、参加者にとっても深く考え、学ぶ機会となりました。フロアからの質問や感想も尽きることがなく、本学の修了生のみなさまがそれぞれ活躍する分野で経験を積まれ、成長されている様子が肌で感じられました。

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 研修会終了後は、参加できる方で懇親会を行いました。2019年に中止前最後に行ったのと同じ会場でした。お店のつくりや席のレイアウトは変わっていたようですが、かつてのブラッシュアップ研修会を懐かしむとともに、修了生が久しぶりの再開を喜ぶことができる場となりました。

 

 久しぶりの開催ではありましたが、これまで以上にたくさんの方にご参加いただいた研修会になりました。変わってしまったものも多い中、修了生が集まり、再会できる機会は失われていないことを感じることができたあたたかい会でした。また、これだけたくさんの方に参加していただけたのは、今回、快く講師を引き受けてくださった安達圭一郎先生のお人柄とお力が大きかったのだと、先生にお会いして実感しました。あらためて感謝申し上げます。

 今後もこのような会を続けていきたいと考えています。

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2023年9月29日 (金)

秋季無料相談会のお知らせ

秋期無料相談会を開催いたします。

 

事前予約期間:2023年10月2日(月)~10月13日(金)

 

場所:神戸松蔭こころのケア・センター(神戸松蔭女子学院大学4号館3階)

 

お電話:078-882-8777(直通)

 

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2023年9月 5日 (火)

「あゆみの会」について

 「公認されない悲嘆(disenfranchised grief)」(Doka,1989)という言葉があります。悲嘆の営みは、故人との関係性やパーソナリティなどの要因は勿論のこと、良くも悪くも社会的文脈の影響を受けます。通常、大切な人を亡くした場合、葬儀などの伝統的儀式が行われるため、その死を公にし悲しむ機会が与えられます。しかし、流産や死産、妊娠中絶などの周産期の喪失は、葬儀を行うこともなければ戸籍に載ることもなく、母親も周囲の人もその喪失を「なかったこと」として振る舞う傾向があります。このような社会的に無視された喪失では、喪失が過小評価され、その出来事はほとんど知られることもなく、「なかったこと」として心の奥底に封印されてしまうのです。

 また、別のタイプの喪失もあります。それは社会的に話すことができない喪失で、その代表例が自殺による死です。私たちの社会には自殺に対する社会的スティグマ(烙印)が未だに存在し、その死の性質上、遺された家族は死の真相に関して沈黙を守る傾向があります。それは対社会だけでなく、家族や親族の間でさえ話題にすることを避け、何十年も心に蓋をしたまま一人で抱え続ける人も珍しくありません。

 一般的に、悲しみを言語化し気持ちを分かち合うことは、モーニングワークの重要な一側面であると言われています。しかし、これらの喪失はその特殊な状況ゆえに十分に悲しむ機会が与えられず、結果として悲嘆のプロセスが停滞しがちになります。

「あゆみの会」は、このように日常生活ではなかなか話せない故人への思いや故人のいないこれからの人生についての話題など、自由に語れる数少ない場です。亡くした原因や故人との関係性はさまざまですが、同じような経験をした人にしか分かり合えない思いを共有できる場として一定の役割を果たしています。なお、「あゆみの会」は今年度から本学にて開催しています。参加をご希望の方や関心をもたれた方は、当センターへお気軽にお問い合わせください。

 

参考:Worden, J.W.(著)山本力(監訳)2018/2022 悲嘆カウンセリング改訂版―グリーフケアの標準ハンドブック 誠信書房.

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2023年4月18日 (火)

過去のニューズレターより

今回は、過去の「神戸松蔭こころのケア・センター ニューズレター」の記事を掲載します。

 

「ちゃんと見て!」

 「おとう,見てー」。リビングで本を読んでいる私のそばに,人形やぬいぐるみを両手いっぱいに抱えた5歳の娘が寄ってきた。彼女は私のそばに座り,持ってきたものを床に広げると,「○○ごっこする」。てっきり遊びにつき合えということかと思って人形に手を伸ばしたら,「おとうは見てるだけでいいの!」と怒られた。『それなら本の続きが読める』と内心ほっとして,娘が遊んでいる傍らでしばらく読書に集中していた。すると突然,「おとう,ちゃんと見て!」。

 今回のことに限らず,おままごと,お絵かき,歌を歌っているところ,踊っているところ,等々,様々な場面で,彼女は私に「見ておく」ことを要求してくる。その際,遊びに参加するよう求められることもあるが,「見ておく」ことだけに私の活動が限定されることもしばしばである。だからといって,視線だけを彼女に向けながら,どうせ分かるまいと他のことを考えていたりしていてはダメなのだ。今回のように叱られるか,ひどく娘の機嫌を損ねることになってしまうのである。そうしたとき,こうした娘と私の関わりは,心理療法に似ているところがあるのではないかと思ったりする。

 最近私は,心理療法とは,「共にいること」「わかること」「わかったことを伝えること」なのではないかと考えるようになっている。そして,「共にいること」と,娘を「見ておく」ことが,その根底において共通しているのではないかと思えるのである。娘の「見て」は,物理的に視線を向けろということではなく,関心を自分に向けていて欲しいという要求だろう。一方の「共にいること」も,単にクライエントとセラピストが物理的な時空間を共有しているということだけでなく,クライエント自身やクライエントが関心をもつものに対して,セラピストの関心が向けられているという状態が含まれているに違いない。そしてその両方とも,決して簡単なことではないように思うのである。

 ・・・などということを考えているとまた,「おとう! ちゃんと見て!」。

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2022年10月 3日 (月)

神戸松蔭こころのケア・センター20年の歩み

 本センターは、本学に心理学科が設置された2001年に地域に向けての心理援助サービスを提供する機関として開設されました。キャンパス内で開設された場所は、ずっと以前はなんと一流ホテルが運営していたレストラン跡のスペースだったらしく、学内で最も眺めの良い場所の1つです。

 2004年には大学院に臨床心理士を養成する心理学専攻が設置され、大学院生たちの臨床実習の場となりました。臨床実践の機会を増やすために、少しでも多くの方に利用していただこうとスタッフと院生たちが協力して汗を流しながら、近隣の住宅にリーフレットをポスティングした日が思い返されます。

 そのような努力の甲斐もあり、利用者も順調に増え、利用件数も年間1000件を超えるようになりました。利用者皆様にご理解いただけるおかげで、大変貴重な実習と実践の場とさせていただいています。

 尼崎の脱線事故の後には、被害に遭われた方が無償でご相談できるように告知を行いました。また、犯罪被害に遭われた方や経済的な支援の必要な方、またこの度のコロナ禍でも料金の一部を免除させていただくなど社会的な役割を常に意識するよう心がけております。

2019年度からは心理学領域での初めての国家資格である公認心理師養成プログラムにおける実習施設としても機能しております。

 近年の震災やパンデミックに限らず個人的なことも含めるならば、私たちの暮らしは思いも寄らない出来事に溢れています。残念ながら私たちは、これらの厄災から完全に逃れることはできないようです。ならばしなやかにつきあうことややり過ごすことを考えねばならないのかもしれません。私たちの悩みの多くは人間関係の中にあることも事実ですが、癒しもまたその中にあるといえるでしょう。つまり、会話をはじめとしたコミュニケーションによって形成される人間関係の中で人々は心の傷は癒されます。実習に携わる大学院生は決して人生のベテランではありませんが、そのような会話やコミュニケーションの実践について専門的に学ぶ者です。どうぞ、カウンセリングの会話を通して新たな視点の探索に役立ててください。

 20年の長きにわたるご理解とご支援に感謝すると共に、これからもあたたかい眼差しで見守っていただき、ご協力くださいますようどうぞよろしくお願いいたします。

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2019年10月18日 (金)

秋季無料相談会のお知らせ

秋期無料相談会を開催いたします。

 

事前予約期間:2019年10月21日(月)~11月1日(金)

 

場所:神戸松蔭こころのケア・センター(神戸松蔭女子学院大学4号館3階)

 

お電話:078-882-8777(直通)

 

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