守田敦子相談員が、神戸学院大学の「災害支援ボランティア報告会」で、学生の学びと成長の分析について報告をしました
神戸学院大学のボランティア活動支援室の開室10周年を記念した、災害支援ボランティア報告会「私たちが今できること、やり続けること」が、12月5日に神戸学院大学有瀬キャンパスで開催されました。その報告会に、2011年の東日本大震災発災時より、ボランティア活動を行う上での支援者のこころのケアに携わってきた守田相談員が、講師として参加しました。
学生たちによる活動内容の紹介と今後の課題と提案の発表に引き続き、災害支援ボランティアの教育効果についての分析結果を報告しました。
分析報告では、心理検査を用いてボランティア学生たちの活動前後の変化を比較検討した調査についての中間報告をしました。それによると、ボランティア活動によって、学生たちの状況を正確に理解し前向きに対処する能力や、人と協力したり目的のために集団を動かしたりする能力に大きな成長が見られることがわかりました。また、目標達成に向けて粘り強く取り組む意志の強さが不足していることが、活動を通して学生たちに実感されたという結果が報告されました。
大学生にとって、授業以外の課外活動でさまざまな実践を通して主体的に物事に関わり、解決策を見いだしていくプロセスは、社会人として求められる人間力を高めるうえでも重要だと言えます。今回の調査は、その効果を具体的に捉える一助となると思われます。
報告会の様子
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