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2016年3月

2016年3月30日 (水)

大和田攝子教授が「被害者支援カウンセリング講習」に講師として参加しました

公益社団法人 ひょうご被害者支援センターが警察官を対象に毎年開催している「被害者支援カウンセリング講習」が2/24263日間、兵庫県警察本部において実施され、講師として出席しました。ひょうご被害者支援センターは、電話相談や面接相談その他の活動を通して、犯罪等の被害者およびその家族が抱える精神的負担を軽減するための支援を行うことを目的とする団体です。


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日目の午後は、兵庫県内で勤務する警察官約50名が参加し、「被害者とどう接するか」というテーマで講義とロールプレイ(役割演技)を行いました。被害を受けた後、周囲の人からどのような扱いを受けるかによって、その後の回復過程は大きく左右されます。とりわけ、事件の直後から被害者と関わることの多い警察の役割は重要で、被害を受けた人への対応のあり方を学ぶことはとても大切です。

 研修の前半は、被害者の心理や被害を受けた人と接する際に留意すべき点について講義を行いました。

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また、後半はコミュニケーションの技法について学んだ後、3人グループに分かれてロールプレイを行いました。最終的には、警察官役の人が被害者役の人に対して事情聴取を行うという設定で、被害者の心情を汲み取りながら被害の状況についての情報を収集し、事実を明らかにすることを目的としたロールプレイに挑戦しました。

 

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参加者からは、「実際にロールプレイを体験することにより、被害者の気持ちに十分配慮した対応を行うことの重要性とその難しさを実感できた」といった感想が寄せられ、有意義な時間を共有できた研修会でした。

 

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2016年3月 9日 (水)

「グループでプログラム作り-子どもの学びを支援する-」開催報告

本ブログで予告をしておりましたボランティアワークショップを、26日に開催しました。

ワークショップは、ボランティアに関心はあるけど、一歩ふみ出せない学生たちが集まり、「子どもの支援」をテーマにグループで新しいプログラムを企画するというもので、神戸松蔭と神戸学院大学が共同で企画しました。本学の黒崎優美准教授・守田敦子相談員、神戸学院大学のボランティアコーディネーターの川口謙造氏・垂井加寿恵氏が講師を務めました。

 

ボランティアやグループでの企画作りに関するレクチャーのあと、午前中は参加者がチームに分かれて、どんなボランティアをしてみたいか意見を出し合いました。

午後のグループワークでは、チームごとに検討しプログラムとしてまとめました。中間発表を行い、講師からのコメントを元にさらに練り上げ、最終的なボランティアプログラムを作り上げました。

 

各チーム、「目標とすることは何か」「誰を対象としているのか、実施主体は誰か」「協力者が得られそうか」「子どもが興味を示さなかったり、雨が降っている時はどうするかなどの対応は?」「企画に参加する子どもたちにはどんなメリットがあるか」「安全面は大丈夫か」「この内容をあえてボランティアで企画することの意味・動機やモチベーションはどうか」「長期的に取り組める内容か」などなどプログラムの詳細にわたって皆で知恵をしぼり頭をフル回転させました。

 

そして4つのプログラムが完成しました!!!

 

☆地域の子どもたちと一緒に大学祭で出店(あおぞらキッチン:模擬店出店を通してチームワークの大切さを学び達成感を得る体験作り)

☆地域の学童クラブでの活動(大学生と地域の児童が遊びを通して学びを得ることで、世代間交流を図る)

☆中学生への学習支援プログラム(中長期的に児童の心理的側面に配慮しながら学習環境としての“場”を提供する)

☆灘の坂道健康MAP(大学生と中学生が共同で灘について研究し、坂が多いという灘の特徴をダイエットと結び付け健康MAPを作成するという、灘再発見プロジェクト)

 

参加者からは、「企画する大変さがわかった」「いろいろな支援の形があるのだと知った」「限られた時間の中で企画を作るのは初めてでかなり頭を使った」「先生からのアドバイスや講評によって、新しい視点がもてた」といった感想が寄せられました。

また、神戸学院大学と神戸松蔭女子学院大学の大学生が共に学ぶ場として開催された本ワークショップは、大学を越えた繋がりが作れたことやお互いの経験を活かした話し合いができたことで大きな刺激となったと、好評でした。

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