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2016年5月

2016年5月23日 (月)

榊原久直講師が“セラプレイ”のセラピスト養成セミナーに参加しました。

ゴールデンウィークの後半に母子合同のプレイセラピーである“セラプレイ”のセラピスト養成の中級セミナーが日本で初めて東京にて開催されました。初来日となった国際本部協会認定トレーナーのダフナ・レンダー先生と,日本セラプレイ協会会長の高井美和先生による3日間の集中セミナーに協会スタッフ兼受講者として参加させていただきました。

 我が子との関わりは,自分自身が身の回りの大人との関わり合いの中で知らず知らずのうちに身に着けた育て方(育てられ方)を土台にして行いますが,完璧な人間が存在しないのと同じように,完璧な親もまたどこにもいないため,親子の関係性はけっして楽しいだけのものではなく,失敗や思い悩むことが多々あるのが自然な姿なのかもしれません。けれども関係性の中で日々奮闘する親にとっては,時に子どもの心を見失ったり,ボタンを掛け違うようにして互いに傷つけあってしまったりすることも少なくはなく,その悪循環から抜け出すことはそう簡単ではないことも多いようです。

親子の関係性を細やかに観察し,遊びを通してその親子の関係性に直接的に働きかけるというセラプレイの手法は,発達の困難さや虐待の問題など,近年の日本の家族が抱える様々な困難さに対して,“子ども”の力を引き出すとともに“親として”の力を育むことで親子が一緒に乗り越えるということを援助する非常に有用な援助技法であるように感じています。親子の関係性の中にある“遊び心”や“心の中の幼い部分が抱く希望”に思いをはせるこの3日間は,一人のセラピストとしてもそうですが,かつて子ども時代を経験した一人の大人としても,沢山の感情を感じる時間でした。

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