臨床心理士を対象とした子育て支援講座が京都で開催されました。
7月10日に国立京都国際会館にて,日本臨床心理士資格認定協会,日本臨床心理士会,日本心理臨床学会の共催で,「子育てにおけるコミュニケーション」というテーマでの講座が全国の臨床心理士を対象に開催されました。
臨床心理士は資格を取得してからも,日々の研鑽に加えて,こうした学びの場に参加し,古くから受け継がれてきた知識と技術を学びつつ,最新の知見を取り入れて,自分たちの専門性をより高めることに努めています。
私たちは言葉だけでなく,声の音色や,やりとりのリズム,テンポ,間(ま),そしてそこに込められた感情など,様々なチャンネルでコミュニケーションをとっています。それは時に,音楽のようであるとも言われています。そうした視点に立ってみると,言葉でのやりとりが不器用な子どもとのやりとりや,一見するとよくわからない子どもの振る舞いにも,コミュニケーションの種のようなものが確かに含まれているのかもしれません。
電話やラジオのように情報を伝え合うコミュニケーションだけでなく、音叉が共に振るえるようにして響き合うコミュニケーションに一度目を向けてみるのはいかがでしょうか。
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