2017年9月18日(月・祝) 第3回神戸松蔭こころのケア・センター ブラッシュアップ研修会
9/18(月・祝)に、第3回「神戸松蔭こころのケア・センター ブラッシュアップ研修会」が、松蔭大学会館で行われました。
今年度、講師としてお招きしたのは、本学元教員の三木善彦先生の奥様であり、「奈良内観研修所」「奈良こころの相談室」所長の三木潤子先生です。
午前中は、「内観療法とカウンセリング~事例『悲しい過去をもった婦人』から学んだこと~」というタイトルのもと、三木先生の事例を通してさまざまなディスカッションが行われました。内観療法とは、心の健康を取り戻す心理療法であり、自分の歴史を振り返る、誰にでもできるやさしい自己発見の方法です。講演中は、内観療法についての基本的な説明からカウンセリングにおいて三木先生が大切にされている考え方などを拝聴しました。心理臨床には、さまざまな立場や領域がありますが、自分の専門以外のお話を深く聞く機会はなかなかないのではないかと思われます。今回の三木先生のお話は、参加者にとって、臨床における考え方や捉え方の幅が広がるきっかけとなる有意義なものとなりました。
午後は、9期生の作山洋子先生、および本学ケア・センターの住相談員に呈示していただいた事例の検討が行われました。三木先生からの細やかなご指摘やアドバイスはそれぞれの発表者にとって貴重な助言となっていたようでした。
研修会終了後は、本学の待田昌二学長にもご参加いただき、ホテル北野プラザ六甲荘にて懇親会が行われました。乾杯の挨拶では、三木先生の素敵なマジックを拝見し、会場は大いに盛り上がりました。また、参加者たちは、懐かしいお話から近況報告まで話しており、久しぶりの再会を楽しんでいるようでした。
この研修会は、本学を修了して臨床心理士となった人たちの学びをブラッシュアップするという卒後研修的な意味合いのある会です。今年度はその3回目にあたりますが、総参加者数51名と、盛況なものとなりました。また、本研修会は、「臨床心理士」資格取得者の研修機会として、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の承認を受けました(承認番号については、参加された方々にご案内いたします)。
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