2019年3月10日(日)第4回神戸松蔭こころのケア・センター ブラッシュアップ研修会
3/10(日)に、第4回「神戸松蔭こころのケア・センター ブラッシュアップ研修会」が、松蔭大学会館で行われました。
今年度、講師としてお招きしたのは、1997年から11年にわたり本学で教鞭をとられ、現在は、「阪・心理教育相談室」所長の阪永子先生です。午前中は、「子どもの健やかな成長をねがって~わが国における子どもの心理治療概観~」という演題のもと、子どもの心理療法の歴史について、先生の個人的な歴史と併せて、お話していただきました。また、講義の後半では、参加者からの質問にお答えいただきました。臨床心理士としてさまざまなご経験を積まれている阪先生からのアドバイスは、参加者にとって臨床心理士という専門性について改めて考える大変有意義なものとなりました。
午後は、11期生の松村倫子先生、および12期生の三好真澄先生に呈示していただいた事例の検討が行われました。阪先生からの細やかなご指摘やアドバイスはそれぞれの発表者だけでなく、参加者にとっても貴重な助言となっていたようでした。
研修会終了後は、懇親会が行われました。修了生は久しぶりの再会を楽しみ、また現役大学院生にとっては、先輩と繋がる貴重な機会となったようでした。
この研修会は、本学を修了して臨床心理士となった人たちの学びをブラッシュアップするという卒後研修的な意味合いのある会です。今回は、4回目にあたりますが、総参加者数51名と、盛況なものとなりました。当初は昨年9月に開催予定でしたが、台風の影響により中止となり、今回の日程に延期する運びとなりました。そのような変更があったにも関わらず、再度、快く講師を引き受けてくださった阪先生に感謝申し上げます。
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