セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊コンサートを開催しました
本学院創立120周年記念事業の一環として、「ケンブリッジ大学セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊コンサート」をチャペルで開催いたしました。
英国国教会の伝統を継承し、本場イギリスでもトップクラスの実力を持つ聖歌隊です。イギリスのルネサンスを代表するW.バードの5声のミサから始まり、若いオルガン奨学生らによるフレッシュなオルガン独奏を交えながら、休憩を挟んで第2部は、コンサートの白眉であったB.ブリテンの「キリストにより喜べ」から始まり、東日本大震災の追悼の思いを込めたモーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスが荘重に歌われ、最後はJ.S.バッハの昇天祭オラトリオの第1曲「御国にまします神をたたえよ」で締めくくられる充実したプログラムでした。
指揮のアンドリュー・ネスシンガ氏が15名のボーイソプラノと17名の男声からなる合唱団から紡ぎだすハーモニーは、緻密でありながら、リッチで力強く、チャペルの響きと相まって、余韻がいつまでも残っているような錯覚に捕らわれました。
終演後、演奏者・スタッフと大学関係者、学生や教会関係者らとの歓迎レセプションが大学食堂で行われ、郡司学長、ケンブリッジ大学副学長、英国総領事代理のスピーチを交え、和やかな親睦の時を持つことができました。
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