鈴木雅明客員教授のバッハメダル受賞記念祝賀会が開催されました
本学客員教授の鈴木雅明氏による第221回チャペルコンサートが開催され、バッハメダル受賞効果もあってか、チャペルは、ほぼ満席の盛況となりました。
今年生誕450年を迎えるオランダの巨匠スウェーリンクの鍵盤作品ばかりを、前半は本学所蔵のイタリアン・チェンバロで、後半はオルガンを用いて演奏されました。
夏の到来を予感させるステンドグラス越しの午後の陽射しが、チャペルの壁に虹色に反映し、刻々とニュアンスを変えていくように、立体的で色彩感に富んだ満ち足りた時が流れました。
終演後、バッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演後援会の主催によるバッハメダル受賞記念祝賀会が大学内の千と勢サロンで開催され、音楽ファンや大学関係者ら約70名が集まりました。
後援会名誉会長の郡司学長が祝辞を述べ、
後援会顧問で本学元院長の荒井名誉教授が乾杯の音頭をとって受賞を祝いました。
鈴木氏は、「生前のバッハが音楽的環境の改善を要求して対立していたライプツィヒ市からの賞なので複雑な思いはあるが、第1回受賞者で先頃亡くなったグスタフ・レオンハルトを始めとする偉大な先人たちの功績に改めて敬意を表し、そのことから名誉なことであると感じている。受賞理由にあった『アジア全域でのバッハ演奏の普及』という面については、まだ演奏していない国や都市も多くあるので、今後の我々の課題となってくるであろう」と挨拶されました。
また、マイセン磁器でできたバッハメダルを披露していただきました。
ライプツィヒ市での受賞スピーチ全文や受賞コメントについては追って公開する予定です。
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