平和の折鶴を広島に届けて来ました
~平和を実現する人々は幸いである~
(マタイによる福音書 5章9節)
8月5日(日)・6日(月)。広島に原子爆弾が投下されて67年目の夏に、本学から2名の学生が、学内の学生・教職員が心を込めて折って下さった千羽鶴を携えて「広島平和礼拝 2012」(主催:日本聖公会神戸教区)に参加しました。今年で8年を迎える広島平和礼拝の目的は、以下の3点です。が、殊に戦争の記憶の風化が懸念される今日、学生たち、若い世代にこそ、この広島平和礼拝への参加が強く求められています。
1) 原爆犠牲者を追悼し、世界平和のために祈る
2) 原爆の悲惨さ、戦争の愚かさを次代を担う人たちに伝える
3) 主の平和を学び、その実現のために活動する
広島に到着した2人は、先ず、会場である広島復活教会聖堂で「被爆証言と平和の主張」を聞き、それぞれの意見を分かち合いました。
その後、広島平和公園に移動し、原爆資料館を見学しました。そして、同じ平和公園内にある「原爆の子の像」前で黙祷を捧げ、鐘を鳴らし、神戸松蔭から携えて来た「平和の千羽鶴」を奉献しました。
8月6日、午前8時15分。広島に追悼の鐘が鳴り響く中、中村主教(神戸教区主教)の司式による「原爆犠牲者追悼聖餐式」が広島復活教会で捧げられ、松蔭女子学院から参加した10名(中学生2名、高校生2名、大学生2名、高校教員1名、チャプレン3名)は、
教会に集まった人々と共に、「平和の祈り」を合わせました。
最後に「今回参加された学生のみなさんに、宿題があります。それは~この私に平和のために何ができるか~ということです。
そして、その宿題を抱えて、又、ヒロシマに来て下さい」と、実行委員長の小林尚明司祭(日本聖公会・広島復活教会牧師)が挨拶をされ、参加者は一人一人の「夏の宿題」を胸に、それぞれの場所に戻って行きました。
後期のヌーンサービスで参加学生による~広島平和礼拝報告会~を予定しています。その際は、是非、御出席下さい。
「君の折る 真夏の鶴の 意味を知り」
【5日の世界平和記念聖堂での平和ミサの説教の中で、前田万葉・カトリック広島教区司教が紹介された、平和俳句】
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