卒論発表会をおこないました
2月8日(月)3,4限目に、心理学科の卒論発表会をおこないました。
各ゼミから選出された代表16組が、パワーポイントを使って卒業研究の内容を発表しました。当日は、心理学科3,4年生全員が参加し、各発表について評価と投票をおこないました。卒業式(3月21日)の後に集計結果を発表し、優秀発表への表彰をおこなう予定です。
これまでにもゼミ単位では実施されてきましたが、学科イベントとしては初の試みであり、代表の学生は、頼りにできる前例もなく、150名もの学生と全教員の前で発表をしなければならないという大変なプレッシャーのなかで当日を迎えたことと思います。
しかし、どの発表内容も、各自の興味・関心が心理学的研究のなかに明確に位置づけられていることが伝わるすばらしいものでした。6分以内という時間制限も全組がクリアできていました。1本の論文の内容を、要旨が伝わるよう短時間にまとめるのは大変な作業です。各組がしっかりと準備をして当日に臨んだことがわかりました。それが伝わったのでしょう、最後の発表まで、ほんの少しの雑音もなく会場の緊張感も保たれていました。会場全体が発表者の努力を称える空気を共有しているようでした。
参加した3年生の学生からは、「研究内容の着眼点がさまざまで、新しい発見がありおもしろかった」「スライドの作り方や要点のまとめ方についても学ぶことができた、聞く側の立場に立って自己満足に終わってしまわない発表をすることが大事だと分かった」「1年後にあんな発表ができるように自分の卒論に向けてがんばりたい」などの声が聞かれました。このイベントから得たものを、ぜひそれぞれの卒業研究に活かしてもらいたいと思います。
各発表内容は、下記のとおりです。
リップクリームを用いた感覚モダリティの相互作用研究
-男子大学生を被験者に加えて-
仮想的有能感からみたネットいじめの要因と大学生のインターネット利用状況
幼児における心の理論と見立て遊びの関連性
おたくのイメージは悪いのか
~原子価論に基づく実証的研究~
女子大学生のPMS症状と改善策の実態調査
対人関係の心理的距離による感情の違いに関する一考察
-他者に良い出来事が起こった時、どう感じるか-
中途障害者の自立観
-アイデンティティ再構築の過程を通して-
自己有能感と自己決定感が小学生の内発的動機づけに及ぼす影響
期待するサポートと実行されたサポートが女子大学生のうつ気分・不全感に及ぼす影響
喪失体験からの人間的成長とレジリエンス
日本で子育てをしている外国人に関する研究
外国人の子育てに関する悩み
なぜ捨てられないのか
~自発的喪失と原子価との関連についての実証的研究~
女子大学生の過去の部活動経験とハーディネスとの関連
スポーツマンが抱えるコンプレックス
育児に対する女子大学生の意識調査からの一考察
-自尊感情との関係から-
きょうだい構成と自己開示の関係について
発表者のみなさん、おつかれさまでした!
| 固定リンク
「イベント」カテゴリの記事
- 今週末は大学祭!!(2019.11.11)
- 2018年神戸松蔭オープンキャンパス通信☆第6号☆(2018.09.13)
- 2018年神戸松蔭オープンキャンパス通信☆第5号☆(2018.09.03)
- 9月のオープンキャンパス(2018.09.02)
- 2018年神戸松蔭オープンキャンパス通信☆第4号☆(2018.08.10)