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2016年6月

2016年6月29日 (水)

心理学専攻進学説明会開催について

神戸松蔭女子学院大学大学院心理学専攻進学説明会を下記のとおり行います。
オープンキャンパスと同日開催です。

大学院の試験勉強はどのようにしたらよいのだろうか、大学院ってどんなことをするところなのだろうかといった疑問質問も受け付けていますので、大学院進学を考える大学生の方、社会人の方、また、将来を見据えての大学選びを行っている高校生の皆さんもぜひ足をお運びください。

               記

   日時: 2016年7月17日(日)13:00-14:30(12:30開場)
   場所:本学1221教室(12号館2階)

                         以 上

20160717

<参考>
心理学専攻のページ
http://www.shoin.ac.jp/academics/grad/major_psychology.html
大学院学生募集要項、過去問のページ
http://www.shoin.ac.jp/admission/index.html
(リンク先のページ最下部の「大学院入学試験」各項をご覧ください。)

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2016年6月23日 (木)

松蔭高校で学科紹介イベントがおこなわれました

心理学科教員の黒崎です。

527日に松蔭高校で学科紹介イベントがおこなわれました。
進路決定をおこなう高校3年生を対象に、神戸松蔭女子学院大学の各学科から教員と松蔭出身の学生が参加して学科の紹介をおこなうものです。心理学科からは、3年生の山名翠さんと黒崎が参加しましたので、その一部をご紹介します。
まず、山名さんに、心理学科へ進学を決めた動機と、実際に心理学を学ぶようになって分かったことについて話してもらいました。

私は、松蔭中高出身です。高校のときは、軽音楽部の活動に力を入れていました。

部活は軽音に限らずチームで活動することが多いと思いますが、私はそのなかで自分の意見を主張したり相手と議論することに難しさを感じていました。
進路を選択するとき、正直に言って特別学びたいことがあるというわけではありませんでしたが、せっかく大学で学ぶなら、何かを専門的に深く学んでみたいという気持ちは何となくありました。それで、心理学だったら、部活で悩んでいたような人間関係や人の心がわかるのではないかと思い、心理学科に進むことにしました。
心理学を学んでわかったことを、二つお話しします。
一つは、聞いているという態度を相手に示すことの重要性です。カウンセリング場面では、クライエントの顔を見てうなずいたり、繰り返したり、確認することによって、話を聞いているということを表します。それにより、クライエントは、安心して何でも話せるという感じを持ちやすくなります。これは、現在私がアルバイトでおこなっている、接客業のクレーム対応などにも役立ちます。お客さまの訴えを、単なるクレームとして処理するのではなく、真剣に耳を傾けその態度が伝わることで、お客さまの納得を得られやすく対応がスムーズに進むように感じています。
もう一つは、身近な関心事を理解するのに役立つということです。例えば、日本人のモテ顔にどのような特徴があるか、なぜそのような特徴をもつ顔がモテるのかなど、恋愛に関することを学べる授業もあります。私自身身近で興味のある分野なので、卒業研究では恋愛をテーマにしようと考えています。

ここで、黒崎から、心理学科での学びについて、少し補足をします。
山名さんは、「何かを深く学んでみたい」と思い心理学科に進学したと話してくれましたが、実際には心理学は深いだけでなくとても幅広い学問です。そこで、1,2年生では広くさまざまな心理学を幅広く、そして、3,4年生ではゼミに所属し興味のある分野についてより深く学んでいきます。山名さんは今3年生で、私のゼミで学び始めたばかりですが、私は臨床心理学が専門なので、そういった観点で恋愛をテーマにするなら、例えば「“絶食系”の心理特性と自己愛との関連」といった卒業論文を書くことができるかも知れません。

卒業後の進路について考えていることについても話してもらいました。

卒業後は、人と関わることのできる、そして、できればお菓子やペットなど自分の好きなことに関わることのできる仕事に就ければいいなと思っています。3年生から就職活動に向けての準備を始めるのですが、松蔭は就職活動にも手厚いサポートがあるので心強いです。

心理学科生の進路について、補足説明をします。
心理学というとカウンセラーの仕事をイメージする人が多いかも知れません。確かに、一部の卒業生は大学院に進学し、その後臨床心理士として活躍しています。2015年には「公認心理師」という新たな国家資格が制定されることになりましたので、カウンセラーの活動領域が今後さらに広がると思われます。
しかし、一般企業や、その他心理学と直接には関連の薄い就職先を選ぶ学生も多くいます。就職先はさまざまですが、多くの学生が自分の進路決定に満足しているようです(20163月卒業生の75%がアンケートに満足と回答)。それには、単に心理学の知識を表面的に得るだけでなく、心理学の学びを通じて、他者のことや自分のこと、社会のことをより深く考えられるようになった(同じくアンケート結果から、それぞれ、91%、85%、73)ことが関連しているかも知れません。希望する進路に進めるように、資格取得などを学科としてもサポートしています。

最後に、大学生の間にやっておくとよいと思うことを、山名さんから伝えてもらいました。

どうせ大学に行くなら、だらだらと通うのではなく何か一つでも目標をもって行くことをおすすめします。大学は高校までと違って自分から行動しないと何も始まりません。同じ4年間を過ごすなら、時間を無駄にしないように、遊ぶ時は遊ぶ、勉強する時は勉強に集中することが大切だと思います。
勉強以外にも、大学ではいろいろなことに挑戦できます。私は、アルバイト以外に、「学科ピア」という活動をしています。オープンキャンパスや卒論発表会といった学科のイベントを自ら企画したりスタッフとしてサポートする活動です。学科ピアを含め、ボランティア活動や資格取得など、授業以外の活動をがんばった学生を学科が表彰してくれる制度もあります。時間を有効に活用し、充実した大学生活を送れていると思っています。

イベントで熱心に話を聞いてくれた松蔭高校3年生の皆さん、後輩に一所懸命話をしてくれた山名さん、ありがとうございました。
2016


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2016年6月20日 (月)

社会人のみなさまへ

社会人編入で現在4年生の見澤です。
以前は商社の人事でメンタルヘルス対策に取り組んでいました。カウンセリングをもっと学びたいと思い、心理学科への編入を決めました。

松蔭の魅力は、なんといってもアットホームなところです。先生と学生の距離がとても近く、なんでも質問でき相談ができるところにあります。久しぶりの学生生活、入学前は少し不安でしたが、毎日、楽しく学んでいます。

        ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

神戸松蔭の心理学科(学部)・心理学専攻(大学院)では、これまで多くの社会人学生の受入れ実績があります。みなさま個々に合った学びの方法をぜひ神戸松蔭で探してみてください。

社会人特別入学試験
http://www.shoin.ac.jp/admission/exam/worker.html

編入学試験
http://www.shoin.ac.jp/admission/transfer.html

社会人特別編入学試験
http://www.shoin.ac.jp/admission/specia_transfer.html

大学院入試
http://www.shoin.ac.jp/admission/graduate/domestic.html


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2016年6月10日 (金)

6月19日(日)はオープンキャンパス開催!

神戸松蔭夏のオープンキャンパスが始まります。

       6月のオープンキャンパス

  開催日時: 2016年6月19日(日)10:00~15:00
  模擬授業: 11:00~11:40
   「カウンセリング技について学ぶ!」(坂本真佐哉先生)
     カウンセリングで人の心はどのように癒えるのか、
     そのプロセスについて学びましょう。

送迎バスもありますので、オープンキャンパスのページもご覧ください。

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2016年6月 6日 (月)

学長ブログスタート!!

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     ブログはじめました。
     ( ..)φ

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活躍する卒業生:ハウジングアドバイザーのお仕事

廣瀬綾香さんは松蔭心理学科の卒業生で、現在ハウジングアドバイザーとして住宅展示場((株)リブライフ(セキスイハイム山陽グループ))にお勤めです。

Hiro              職場での様子


Q.ハウジングアドバイザー(HA)とはどんなお仕事ですか?

. 名前はかっこいいのですが、住宅展示場では事務員が1人しかいませんので、営業から経費計算、お茶出し、備品管理といった細かいことから、家の図面の入力や積算などまで幅広く行っています。

Q.なかなか色々な種類の作業があって大変そうですね。でもなぜ、ハウジングアドバイザー、もしくは住宅メーカーに勤めようと思ったのですか?

A.なぜか、と聞かれるといつも困ってしまうのですが。単純に内定をもらったからです(笑)。でも、よくよく思い返してみると、就活をはじめてすぐの頃、まず気になった業界が住宅業界でした。いろいろメーカーをみてまわったのですが、一番惹かれたのが今の会社の住宅展示場で、ここで働きたいと強く思ったのを覚えています。そして、入社して初めて配属されたのがここだったので、運命的なものを感じています。

Q.思っていること、やりたいことは念じると叶うのですね ! さきほど、様々な業務をこなしていらっしゃるとおっしゃっていましたが、具体的にはどのようなことをされていますか?

A.普段一番多くこなしている仕事は図面入力と積算です。図面をみて必要な材料等を計算する「積算」という作業も行いますが、営業や設計が手書きで描いた図面を専用の図面入力ソフトを使って入力することもします。
一番力を入れるのが、配置図・平面図・立体図から作成するパースというCGです。パースはソフトを使って家の中を想像しやすいように写真にして出すので、いかに細かくCGの世界をより現実に近付けて描画出来るかが試されます。
お客様の心を掴むことが多いのもこのパースなので時間を掛けて取り組むことが多いです。

Q.図面というと、単なる図というイメージがありましたが、なるほど、確かに、私たちはマンションや家のパース図を見て、住んでみたいなあとか思うようになりますね。接客もされるのですか?

A.私たちハウジングアドバイザーも接客研修を受けています。研修を受けた際、役員のかたから、沢山のお褒めの言葉を頂いたのを覚えています。お客様との立ち位置、距離感、話し方において、お客様が心を開きやすいように動いていると言われました。
自分でも意識していなかったのですが、そういえば相手に警戒心を与えない距離感などについて心理学の授業で勉強したことが役に立っているのかなと思いうれしかったのを覚えています。

.そんなところにも心理学の知識は役立っているのですね。

A.その様な自信が実際の接客に活かされ、自分が接客したお客様を営業にバトンタッチしそのお客様が契約してくれた時が一番うれしい時です。また、その努力が実を結び、最優秀HAとして表彰台に上がることができました。人とのかかわり方について学ぶことのできた心理学に感謝しました。

Q.賞までもらわれたなんて、本当に廣瀬さんは接客がお上手なのですね。うらやましい。ほかに、大学で心理学を学んでよかったと思うことがあればお教えください。

A.ステレオタイプでなくなったことです。私は第一印象でその人のことを決めつける癖がありました。また自分と違う価値観の人などとは基本距離を取る傾向もありました。しかし心理学でステレオタイプ(人をイメージから判断すること)を学んだ際に、私がまさにこのタイプに当てはまり、偏見を持って人を見ていたことに気付きました。
それから徐々に自分とは合わなさそうだな…と思う人とも会話していくうちに、逆に自分と全く違う考えを持っていることが新鮮で新たな視点から物事を見ることができるようになりました。
特に社会に出てからは様々な人と否が応でも付き合っていかなければいけないので、その際に偏見を捨てて人と接することができるのは強みになると思います。

Q.最後に、在学生や入学を希望している高校生になにか一言あれば、アドバイスを!

A.大学生活4年間、今でもあのころに戻りたいと何度も思います。
やさしい先生や楽しい友人と過ごす貴重な時間が大学生活には詰まっていました。
もっと旅行に行けばよかった…
もっと勉強しておけばよかったと、勉強嫌いな自分の口から出てくるのは驚きですが…と思うことも沢山あります。
社会人になって出来ないことが大学には沢山詰まっています。
松蔭はその環境が整っている理想の場所でした。きれいな建物に様々なカリキュラムがあり、恵まれた環境です。
学生時代にしかできない経験を沢山して、素敵な4年間を過ごしていただきたいです。

すてきなお話、ありがとうございました!

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