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2017年3月13日 (月)

この本がおすすめ!★第2弾★

「人狼ゲームで学ぶコミュニケーションの心理学」
丹野宏昭・児玉健著 新曜社
本学図書館所蔵)

人狼ゲームはテレビでも行われていたので知っている人も多いでしょうが、参加者(村人)の中に混じる狼役(人狼)を探し出すゲームです。全員で会議を行い多数決で人狼を決めます。

この本は、人狼ゲームのプロが人狼ゲームのルールや会議でのやり取りの例やテクニックを紹介し、心理学者がゲームで必要な、嘘と嘘の見破り、会議での説得について解説した本です。心理学的に解説している部分は、ズバリ嘘が見破れるとか、相手を思い通りに操れるといった書き方ではなく、根拠のある研究結果を、参考にした文献も示して紹介しています。

わかりやすく書かれていますので心理学の入門書として適しています。人狼ゲームのルールの解説は、関心に応じて適当に読み飛ばしてもよいでしょう。

(紹介者 心理学科教員 待田)

この本がおすすめ!★第1弾★はこちら →

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