「灘区 大学と連携したまちづくりチャレンジ事業助成活動」報告会に出席しました
心理学科3年の中山・高阪です。2月15日(水)、松蔭大学会館コミュニティルームで行われた「灘区
大学と連携したまちづくりチャレンジ事業助成活動」報告会に出席しました。私たちは、心理学科生を中心に構成される地域活動団体LINKsの1年間の活動報告を行いました。
今年度LINKsは、放課後児童クラブ稗田コーナーを利用する約50名の子どもさんと一緒に活動を行いました。まず、夏休み企画として、子どもさんが描いた好きな絵をもとに「世界に一つだけのオリジナル缶バッジ」を作りました。さらに、秋から冬にかけて、灘区の魅力を発信する缶バッジを作成しました。うり坊、日本酒、王子動物園など、私たちが考えた10種類のデザイン案を元に、子どもが色を塗って完成させるイラストを作成しました。イラストのデザインは、2014年度心理学科卒業生で、現在グラフィックデザイナーとして活躍する金城莉世さんにお願いしました。児童クラブの活動時間を使って子どもさんに着色してもらい、1点モノのバッジを計100個ほど作りました。完成したバッジは、説明書を同封し、六甲山牧場、六甲ケーブル下駅、灘区役所に置かせていただき、観光客や地元の方にお配りしました。
私たちがこの活動を通して学んだことは3つあります。
一つ目は、学童クラブの現状についてです。子どもの人数に対して場所や人材の確保が困難な現状を目の当たりにし、また指導員の先生方から教えていただくなかで、私たち学生でも力になれることを見つけ、動く必要があると感じました。
二つ目は、子どもとの距離感です。ただ一緒に遊ぶだけではなく、時に厳しく指導したり子ども同士のケンカの仲裁に入ったりしなければなりませんでしたが、活動を通じて子どもとの距離感を学ぶとともに、子どもたちの成長を垣間見ることができ、嬉しく思いました。
三つ目は、主体的に行動することの面白さです。これまでの活動は先生が中心となっていたものが多く、一から自分たちで何か考え、活動する機会というのは、あまりありませんでした。しかし、今回の活動は、アイデアを出し合ったり、実際に六甲山牧場などに足を運んで缶バッジを置いてもらえるよう交渉したりと、学生個々人が主体的に行動して成り立ったものでした。だからこそ、缶バッジを受け取ってもらえたときの嬉しさというのは、今までやってきた活動のものと比べ、本当に格別なものでしたし、一から自分たちで何かするというのはすごく大変でしたが、すごく楽しい!ということを心から実感することができました。
現在も、一部の学生がボランティアやアルバイトとして児童クラブでの活動を継続しています。児童クラブの子どもさんと指導員の先生方、また灘区まちづくり課や同社会福祉協議会など多くの方に支えられ活動をおこなうことができました。この場を借りて感謝申し上げます。
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