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2022年3月 2日 (水)

2021年度修士論文公聴会

224日(木)の9時半から12時に、大学院心理学専攻修士論文公聴会を行いました。8名の修士2年生が、2年間をかけて取り組んできた研究の成果を発表しました。専攻代表から、コロナ禍の中での院生生活の中でまとめ上げた成果を精一杯披露できるようにとの励ましの言葉をいただき、公聴会はスタートしました。
今年度も感染症の動向を鑑み、ZOOMによる遠隔形式に変更しての開催となりましたが、遠隔となった分、学部生や大学院進学予定者をはじめ、多くの方に参加していただけました。

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まず、各自8分間で、それぞれの研究内容についてプレゼンテーションを行い、その後7分間の質疑応答を行いました。限られた時間と紙面の中で、研究のどこに焦点を当てて説明を行うのか、様々な制約の中での研究活動において自身の研究の課題や発展性をどう自覚するのか…、発表者たちは様々なことを苦悩しながらも準備して発表を行い、質問にも懸命に応えようとしていました。

最後に、研究科長から、研究成果全体への講評がなされ、これから先の臨床生活の中を通して研究を通して得た学びや課題点を意識し続けていくようにとの激励をいただきました。同時に、参加している修士1年生や、進学予定者、学部生たちにも、発表や質疑応答の内容を今後の自身の研究活動や研究計画の立案の参考にするようとの助言をいただき、今年度の公聴会を終えました。
学生生活を終えようとしている、そして、研究者、臨床家として一歩を踏み出した発表者のみなさん、お疲れさまでした!
また、公聴会の進行をしてくれた修士1年生のみなさん、出席してくださったみなさん、ありがとうございました。

修士論文の題目は下記の通りです。
・カウンセリングの基礎トレーニングはコミュニケーションのあり方にどのような影響を与えるのか―表情の認知,対人感受性,感情表出の制御の観点からの検討―
・勤労者における代表的な休暇中の過ごし方と抑うつ傾向および心理的ストレスとの関連性適切な援助要請行動に影響する要因について-関係性による自己開示の深さの観点から-
・女子学生における学校適応感と学校生活に関する意欲が学校嫌悪感情に与える影響について
・外国ルーツの母親が抱く子育て観と育児不安-コリア系ルーツの母親が抱く文化的アイデンティティとの関連から-
・自殺予防教育における情報提供源の属性と援助要請行動との関連
・女子大学生の過剰適応と母娘関係の関連性の検討-過保護的養育態度と親密性の側面から-
・心理教育はうつ病の認識にどのような影響を与えるのか-罹患歴、関心、情報収集の仕方の観点からの検討-

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