臨床心理士面接試験の勉強会を行いました!
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「心理的アセスメント」とは一体何だろうと思われるかもしれませんが、内容としては心理テストの学びを中心とした授業です。
「心理的アセスメント」の授業は、前期に「A」、後期に「B」が開講されていますが、後期の「心理的アセスメントB」では、「投映法」といわれる種類の心理テストを学習します。
「投映法」とは、特定の課題や刺激への反応を、こころの働きが映し出されたものとみなして、その反応を分析することで、その人のこころの特徴を捉えようとする心理テストの方法です。
たとえば、みなさんには、下の図はいったい何に見えるでしょうか?
ある人はこれを、「ちょうちょ」と見るかもしれません。
別の人には同じこの図が、「怪獣の顔」に見えるかもしれません。
同じ図でありながら、人によってそれが違うものに見えるとしたら、その違いにはそれぞれの人の心の特徴が反映されている……そのように考えて、それぞれの人の心の特徴を分析していこうとするのが、投映法なのです。
(ちなみに上の図は、コンピュータの作図ソフトを使って適当に作ったもので、もともと「何でもない」図です。だから、「こう見えるのが正解」というのはありません)。
なお、前期の「心理的アセスメントA」では、投映法とはまた異なった種類の心理テストについて学びます。
「A」「B」ともに、公認心理師の受験資格を得るための指定科目となっており、両方を履修することで、幅広く心理テストについて学べるようになっています。
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心理学科の林です。
児童指導員という仕事があるのを知り、卒業生の朝岡さんにお話を伺いました。
Q. 児童指導員とはどのような仕事をするのですか。
A. 児童指導員という職種は、養護施設や病院等で募集されており、民間など勤務先によって仕事内容は様々です。私が勤めていた国立病院機構近畿グループの児童指導員は患者様に対する日中活動支援や、補装具作製に関する手続き、行政との調整やご家族に対する福祉相談等のケースワークも行います。
私の場合、病院に入院(入所)している障害児(者)の方が主な対象でした。
Q. 児童指導員になろうと思ったきっかけは何ですか。
A. 学生の時に小学校の特別支援学級のボランティアに参加していたことが、結果的に前職に就いたきっかけになったと思います。
Q. 児童指導員をしていてよかったと思うことは何ですか。
A. 「患者様の生活がどうしたらよりよくなるか」を他部署、他機関と連携しながら考えていくことが、難しくもあり、楽しかったです。
Q. 児童指導員をする上で気をつけた方がよいことは何ですか。
A. どの職業にも当てはまると思いますが、自分の考えだけにとらわれず、相手(患者様、他部署、他機関等)の意見に耳を傾けることが大切だと思います。
特に、患者様やそのご家族の思いに寄り添うことが1番大切だと感じました。
Q. 児童指導員になってから取った資格はありますか。
A. 私は児童指導員になってから取った資格はないですが、中には社会福祉士の資格を取った方もおられました。現在は退職し、来年度から専門学校に通って資格取得を考えているところです。今後は前職の経験や知識を踏まえ、再び障害児(者)に携わる仕事に就きたいと考えています。
朝岡さん、貴重なお話をありがとうございました!
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