2022年度卒業研究発表会
2月6日(月)に心理学科の卒業研究発表会を開催しました。
昨年度までは各ゼミの代表者だけが発表を行っていましたが、今年度から卒業論文提出者全員が発表を行う方法に変更しました。
午前(10:40-12:10)にポスターセッション、午後(13:10-16:10)に口頭発表を行いました。発表者はそれぞれ18名、63名、計81名で、その他に3年生全員と、1,2年生の希望者、学科教職員が参加しての盛大な会となりました。
午前の部は感染予防のためオンラインでの実施としましたが、午後の部は対面とオンラインの両方で行いました。完全なかたちではありませんが、昨年度、一昨年度はオンラインのみの開催だったことを思うと感慨深いものがあります。
その他にも、資料をオンライン上で共有する完全ペーパーレスでの実施を試みました。
まず、オンラインでのポスターセッションや資料の共有など、会の進行そのものがうまくいくか不安でしたが、すべて杞憂に終わりました。学生のみなさんのICTリテラシーの高さに改めて感心しました。
どの発表も時間と労力をかけて取り組んだことが本当によく伝わる発表でした。何でも効率よくこなすことがもてはやされる時代ですが、研究活動はそうはいかないことが多かったのではないかと思います。粘り強く取り組んだ成果を共有できたことを嬉しく思います。
ポスターセッション、口頭発表、それぞれについて、参加者が投票を行いました。優秀な発表は卒業式の日に発表し、表彰を行う予定です。
口頭発表のタイトルは、以下の通りです。
- 相談抑制に関する実証的研究-相談に対する自己スティグマに着目して-
- SNSで誹謗中傷する人に関する研究
- 話し手と聞き手との間における自己開示・ストレス反応・レジリエンスの関係性
- 女子大学生における友人関係を中心とした対人疎外感と公的自己意識の関連
- 女子大学生の楽器に対するジェンダー・ステレオタイプについて
- ひとりでいられる能力が一人行動と自己主張に及ぼす影響
- コロナ禍における新たなグループ文化の発生に関する研究
- 通俗心理学への信用度に関する研究~学問的心理学の学習歴と心理学観、パーソナリティ傾向との関連による検討~
- 死別経験による死の不安と死別後成長感との関連
- スマホ依存傾向と対人ストレスとの関連について
- SNS疲れに関する研究~大学生を対象にして~
- テニス競技における心理状態とパフォーマンスの関係性について
- 女子大学生における関係的自己の可変性が居場所感に及ぼす影響-アルバイト場面を想定して-
- 趣味がストレス緩和・幸福感に及ぼす影響~朝・昼・夜の時間帯による影響~
- 性役割認知と性役割態度の関係について
- 人はなぜ先延ばしをするのか~ポジティブ面・ネガティブ面に関する考察~
発表者のみなさん、そして卒業研究を終えた4年生のみなさん、お疲れさまでした!
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