2018年11月30日 (金)

贅沢な文芸誌

神戸松蔭女子学院大学では、学生・教職員、学科・部署の枠を超えた活動がいくつもあり、その一つが「戦前の映像と写真メディアから松蔭と神戸の文化を再発見」プロジェクトです。本学のルーツは明治時代中頃に開設された松蔭女学校までさかのぼることができます。松蔭女学校は大正時代には当時の学校制度における高等女学校となります。その歴史の中の文化的遺産を再発見し、共有していこうというプロジェクトです。

大学祭において、そのプロジェクトの成果発表がありました。展示の目玉は、「第1回みなとの祭り」の映像の上映です。ファッション・ハウジングデザイン学科の木羽助手が映像を入手し今回のプロジェクトでデジタル化したこと、祭の女王の候補者の一人が松蔭高等女学校の生徒であると特定されたことは、新聞報道においても取り上げられました。神戸まつりの前身となるみなと祭りですが、85年前に開催された第1回から規模の大きな祭りであったことに驚かされました。

この映像を見るのが目的で会場に行ったのですが、映像以外の展示もたいへん興味深いものでした(下の3枚の写真)。中でも、1930年代の松蔭高等女学校文芸誌「壺」の展示に目をひかれました。当時講師をしていた小磯良平が表紙を描いています。

大事な資料の貸し出しを許可していただいた松蔭高等学校・中学校と中高同窓会「千と勢会」、労を惜しまず興味深い資料を集めて充実した展示をした学生・教職員の皆さんに感謝したいと思います。

当日の受付を担当した学生達

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2018年11月13日 (火)

白菜とトマトのスープ

食物栄養専攻(2017年度生から食物栄養学科)による災害時に向けた炊き出し訓練が、今年も行われました。キャンパス内ではありますが、教員の指導のもと学生たちが屋外で調理し、学生と教職員に試食として配られました(写真上)。

試食ですので一食の半分のボリュームですが、彩りもよく、デザートいう楽しみも添えられています。栄養価や災害発生から一か月後という具体的な想定をしてメニューが組み立てられていることを解説したプリントも一緒に配られ、試食する私たちもあらためて災害時の食について考える良い機会になりました(写真下)。

食物栄養学科は学内だけでなく、学生・教員が地元の灘区や東灘区において防災パッククッキング(食材をポリ袋に入れて湯煎で加熱する調理方法)を紹介するといった活動も行っています。自然災害は毎年のように起きていますが、今年は特に大きな自然災害が連続して起きただけに、普段から災害時を想定することの大切さを感じます。

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2018年10月27日 (土)

鍛錬の成果

今年度の学生日本一に輝いたなぎなた部の選手、コーチ、顧問が優勝報告に来てくれました。

本学なぎなた部は2015年、2016年と演技の部で学生日本一になるなど常に高いレベルの成績を収めていますが、チームでの日本一は選手たちにとって格別に嬉しいことでしょう。前回の団体優勝は2011年であり、しばらく届いていなかった頂だけになおさらです。優勝旗や優勝杯もその栄誉にふさわしく立派です。

なぎなた部の学生たちは、兵庫県下の警察署の術科始め式での演技披露といった地域貢献を行っています。また、中学校の武道の授業での模範演技、大阪城で行われた大河ドラマ関連イベントでの演技披露、さらには人気アニメの主題歌のミュージックビデオへの出演(ここをクリック)と、なぎなたの魅力を広く知ってもらうことにも貢献してきました。

なぎなた部の学生たちを見ていつも感心するのは、試合以外の時でも姿勢よく凛々しいことです。そのようなたたずまいに接すると、練習という言葉より鍛錬という言葉が相応しいように感じます。日頃から厳しい鍛錬を重ねてきた学生たちと指導者にあらためて感謝したいと思います。

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2018年9月14日 (金)

歌に聞き入り、書に見入る

この夏、神戸松蔭女子学院大学が主催する二つのコンテストが行われました。いずれも高校生を対象とするもので、「英語による歌唱コンテスト"Sing a New Song!"」と「高校生書道コンクール」です。

「英語による歌唱コンテスト」は9回目となり、近畿圏以外からの参加もありました。課題曲と自由曲のパフォーマンスを審査するのですが、入賞者を決めるのが難しいほど高いレベルの歌唱が続きました。本学のチャペルで高校生のすばらしい歌唱を聞けるのは本当にうれしいことです。参加していたいただいた皆さんに感謝です。
   コンテストの様子と入賞者については本学公式ホームページで紹介しています(ここをクリック

「高校生書道コンクール」は今回が2回目です。京阪神地域の高校生を対象とした新たな書道コンクールということで昨年始めた時は、どれだけの方に参加していただけるのか不安でしたが、兵庫県教育委員会、兵庫県芸術文化協会、兵庫県書作家協会、神戸市、神戸市教育委員会、神戸新聞社の後援もいただき、思っていた以上の応募がありました。今回の応募数は昨年を大きく上回り、少なくとも兵庫県内で書道を学ぶ高校生の皆さんには知っていただけるようになったのではないかと思います。こちらも表彰式は本学チャペルで行いました(ここをクリック) 。

二つのコンテストともに、チャペル奉仕グループをはじめとする本学学生が運営に参加してくれました。両コンテストの司会進行は、それぞれ本学の英語学科、日本語日本文化学科学生が担当し、多くの聴衆の前でも落ち着いた聞き取りやすい司会をしてくれました。私も人前で話すのが仕事と言えるのですが、あのようには話せないと感心しきりでした。

「高校生書道コンクール」司会進行の日本語日本文化学科 廣瀬さん

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2018年8月11日 (土)

ショーを作る

神戸松蔭のファッション・ハウジングデザイン学科では、神戸タータンを用いた服をデザイン・制作しており、メリケンパークで行われたみなとまつり、そごう神戸店などのファッションショーなどで披露しています。

自分たちがデザイン・制作した服を多くの方に見てもらえるのは素晴らしいことですが、さらによいのはショー自体の準備や運営も自分たちで行うことです。みなとまつりなどではステージや機材が用意されていますが、大学祭やオープンキャンパスといった学内のショーでは会場のセッティングから学生たちが行います。さらには、照明、音楽、モデルの化粧やヘアメイクなど様々な準備が必要です。

とまあ、知った風な書き方をしましたが、私も少し前まで出来上がったショーにしか注目していませんでした。準備について学科の先生方にお聞きしてはじめて、学生たちがランウェイに掃除機をかけている姿などに目が向くようになりました。

ショーを作るためには、学科の教職員はもとより、モデルとなる学生たちのウォーキング指導、照明、会場インテリアなどで非常勤の先生方の指導・協力をいただいています。本当に多くの方々の協働でショーが成り立っていることに感心します。

8月5日のオープンキャンパスでのミニファッションショーでは、会場の入り口と会場がファッション・ハウジングデザイン学科10周年を祝う形に品よく華やかに飾りつけられました(下の2枚の写真)。インテリアを学ぶ学生たち、しかも1年生の制作とのことです。

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2018年7月26日 (木)

「書道」の神戸松蔭

大学はオープンキャンパスのシーズンに入っています。

先日のオープンキャンパスでは本学書道部がチャペル前広場でパフォーマンスを行いました。下の写真にあるように、部員自らが作った詩を音楽に合わせてその場で書きあげました。こういったパフォーマンスは、「なだ桜まつり」といった神戸市灘区のイベント、神戸市立博物館との連携事業でも披露されています。

本学はまた、高校書道教諭一種免許状が取得できる兵庫県でも数少ない大学の一つであり、日本語日本文化学科において書道の実技や理論などを学ぶことができます。書道部及び学科での書道の学びの成果は、大学祭といった学内の展示にとどまらず、神戸トアロードのギャラリーで「神戸松蔭 書作品展」として披露するまでになっています。書に疎かった私も、学生たちのおかげでその面白さやすばらしさを知ることができました。

さらに昨年からは、京阪神地域の高校生を対象とした書道コンクールを始めました。本学主催ですが、兵庫県教育委員会・兵庫県芸術文化協会・兵庫県書作家協会・神戸市・神戸市教育委員会・神戸新聞社から後援をいただき、多くの高校生の出品がありました。今後も大学として、「書道」をますます盛り上げていきます。

今年の高校生書道コンクールの応募や展示については、本学公式ホームページをご覧ください(こちら)。

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2018年7月18日 (水)

豪雨災害で被災された皆様にお見舞い申しあげます

ひと月も経たないうちにもう一度この言葉で始めることになるとは思いませんでした。

7月第一週の西日本豪雨によって、西日本一帯で甚大な被害がありました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。

神戸でもこれまで経験したことがないほど降り続き、大学は木曜の途中から土曜まで休講としました。自宅にいても降り続く雨に不安を感じる学生が多かったでしょうが、大きな被害が伝えられた地域に実家のある学生はとりわけ落ち着かぬ時間を過ごしたと思います。

本学では週明けから授業が再開され、英語学科ではポスタープレゼンテーション大会が実施されました。諸外国の文化だけでなく社会的問題について調査・発表した学生も多かったことが印象に残りました。直前の休講で準備に苦労した学生もいたようですが、英語での口頭発表に加えて、学生・教員の英語による質疑応答に懸命に対応していました。

本学公式ホームページ新着情報で詳しく紹介しています(こちら)。

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2018年6月22日 (金)

被災された皆様にお見舞い申しあげます

6月18日月曜の朝に大阪府北部を震源とする地震があり、大きな被害が発生しました。被害を受けられた皆様にお見舞い申しあげます。

大きな地震が毎年のように起きている現在の日本では、どこで地震が起きても不思議ではないと理屈ではわかっているものの、大阪の北摂地域を震源とするこれほどの大きな揺れの地震が起きる可能性についてはまったく考えていませんでした。あらためて、地震が時と場所を選ばないことを痛感しました。

ご存知のように地震発生時には交通機関において大きな混乱が生じました。朝の通勤・通学ラッシュのピーク時に大都市圏で大きな地震が発生し、多くの乗客を乗せたまま電車の運行がほとんど止まってしまうということは今回がはじめてだったのではないでしょうか。私はこの日はたまたまいつもより早く出たため、すでに電車を降りて大学の近くまで来ていましたが、本学学生・教職員の多くは通学途上で足止めされました。立ち往生した電車の中で、あるいは途中の駅で数時間を過ごした人も少なくありません。

そして、震源地に近い北摂地域には、多くの学生・教職員が居住しています。ご家族が負傷された、あるいは住居に被害があったという報告を受けています。大学として、できるだけそれぞれの事情の即した対応と支援を行うようにいたします。

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2018年5月31日 (木)

青空の下での礼拝

先日、イギリス王室の結婚式が日本でも話題になりました。結婚式はイングランド国教会の礼拝堂で行われましたが、本学はイングランド国教会の海外伝道機関が創設した松蔭女学校から出発しており、礼拝などの儀式はイングランド国教会系(聖公会)の形式で行われています。

普段の礼拝は当然ながら、大学内の礼拝堂(マグダレン・チャペル)の中で行っています。しかし、先週のペンテコステ礼拝はチャペル前の広場で行いました。礼拝堂の中ではオルガン伴奏で歌いますが、この日は電子オルガンに加えてフルート、ギター、タンバリンの伴奏という特別仕様で、いつもより明るく親しみやすい礼拝でした。

礼拝は、準備から司会、聖書朗読、楽器の演奏と多くの学生の奉仕によって行われています。中でも聖歌隊は、普段の礼拝だけでなく入学式、卒業式、クリスマス行事など重要な行事に欠かせぬ存在です。この日は好天に恵まれ、聖歌隊の学生たちの赤いガウンが青空の下でとりわけあざやかでした。

ペンテコステ礼拝は本学チャペルのホームページで詳しく紹介しています(こちら)。

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2018年5月21日 (月)

苺のティラミスパフェ

神戸のポートアイランドにあるUCCコーヒー博物館内喫茶室で、本学学生が提案した「苺のティラミスパフェ」が期間限定メニューとして販売されています(パフェの写真はこちら)。

このメニューは、昨年度に行った神戸松蔭女子学院大学・日本経済新聞社連携講座における成果の一つです。この連携講座では、神戸を代表するコーヒー・飲料会社が運営する日本で唯一のコーヒー博物館の開館30周年記念にちなんだ来館促進企画の提案をすることになりました。

商品やイベントの企画を学ぶということ自体、学生たちにとって大変有意義ですが、今回は優秀な企画は実際に商品化あるいはイベントとして実施される可能性がありました。学生たちは3チームに分かれて、博物館の訪問から始まり半年以上にわたって取り組みました。中間発表では大学に博物館と日本経済新聞の方々に来ていただき、各チームがアドバイスを受けるという機会もありました。

そして昨年11月に最終案のプレゼン(下の写真)を行い、3チームの案いずれも博物館の方で実現に向けて検討していただけることになりました。最初の商品化が「苺のティラミスパフェ」です。

自分たちが考えたことが外部の方に評価されるということは、授業で先生に評価されることとは違う緊張感とプレッシャーだったでしょうが、華やかなスイーツの形で実を結び、学生たちは大きな充実感を得られたことと思います。

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