2024年3月24日 (日)

新しい神戸松蔭へ

 3月20日に2023年度学位記授与式、いわゆる卒業式を行いました。卒業する学生たちの多くは2020年4月の入学です。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、この年の3月に小学校から高校までの臨時休校が要請され、本学を含む多くの大学もキャンパスを閉鎖することとなりました。入学式は中止となり、4月からの授業は開始時期を遅らせた上で全面オンラインでの実施となりました。学生たちは、キャンパスでの学びだけでなく、留学やクラブ・サークル活動、アルバイトなど様々な経験をする機会を奪われることとなってしまいました。

 2020年度途中から徐々にキャンパスでの学びを再開していったものの、感染症による行動制限は2年以上にわたることとなりました。この特別な4年間を乗り越えて新しい道に進もうとされている卒業生の皆さんに、心よりエールを送りたいと思います。

 学位記授与式の3日後、3月23日にはオープンキャンパスが行われました。「神戸松蔭で学ぼうSDGs」と題した企画では、学生たちが授業やゼミでのSDGsに関連する取り組みについて、来場した高校生の前で発表しました。3件の発表があったのですが、英語学科の「国際プロジェクト演習」で韓国の社会と文化や日韓の交流について学ぶ学生たちは、「身近なところから異文化理解・多文化共生」と題して、大阪市生野区でのフィールドワークや交流について発表しました(下の写真)。

 本学の英語学科にはすでに韓国語と中国語の専任教員がおり、韓国や中国語圏への留学も可能となっています。英語以外の学びの充実とプロジェクト型学習の活性化を受けて、2025年度からはグローバルコミュニケーション学科に衣替えする予定です。

 英語学科のみならず都市生活学科も人間科学科に変わり、大学としても2025年度から共学化し、大学名称を神戸松蔭大学へと衣替えする予定です。変化しつつある社会に対応し、性別という枠を超えて交流できるキャンパスでの学びを通して「誰もが可能性を拓くことができる社会の構築」に貢献する大学へと進化していきます。今回のオープンキャンパスでの発表は、新しい神戸松蔭への変化がすでにはじまっていることを感じさせるものでした。

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 学長任期を満了することから、このブログは今回が最後とさせていただきます。ありがとうございました。

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2024年2月24日 (土)

卒論発表会での交流

 今年度も通常授業期間が終わった後、2月に入って各学科の卒業研究発表会、大学院の修士論文発表会が次々と行われました。卒業研究はテーマ設定、研究計画、文献研究や調査・分析、そして論文作成あるいは作品制作に1年、学科によっては1年以上かけて取り組みます。論文作成、作品制作だけでなく、ゼミ内での発表や議論を経て、多くの人にわかりやすくプレゼンすることも卒業研究での大事な経験です。

 卒業研究発表会はスライドを用いた口頭発表が多いのですが、人間科学部都市生活学科は口頭発表、ポスター発表のどちらかで行います。ポスター発表は下の写真のように、研究内容を紹介したポスターが並べて掲示され、発表者が一定時間ごと、あるいは要望に応じて説明する形式です。

 新型コロナウイルス感染症によりソーシャル・ディスタンスを取ることが要求された時期には、まずオンラインの形で発表会が行われ、次いで教室での口頭発表が再開されました。近距離で対面交流をするポスター発表は再開がもっとも遅くなりました。3年生以下の学生も来て活発に交流するポスター会場の雰囲気には、独特の良さがあります。

 

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2024年1月31日 (水)

先輩から後輩へのバトンタッチ

 能登半島地震の発生から一か月が経とうとしています。200人以上の方が亡くなられ、未だ多くの方々が避難生活を余儀なくされています。あらためて亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害を受けた方々にお見舞い申し上げます。

 石川県などで帰省中であった本学学生たちからは、地震の揺れに恐怖を感じたことに加えて、身近な場所や親族が被害を受けたことでかなり精神的に動揺していると聞いています。徐々に大学に戻ってきてくれていますが、被災地域が一日でも早く復旧・復興することを願っています。

 大学の方は授業の終盤に入っています。特に4年生にとっては学生生活の最後が近づいてきました。このような中、KSSの4年生の引退式がありました。KSSは“Kobe Shoin Sisters”の略称で、オープンキャンパスや広報活動に携わるボランティア活動のグループです。

 KSSの紹介ページ  https://www.shoin.ac.jp/plus_s/campuslife/real/54/feature/001.html

 オープンキャンパスにおける対面的活動がコロナ前同様に戻り、KSSをはじめとする在学生たちがイベント司会や高校生への対応などで活躍してくれました。そのKSSをこの一年間引っ張ってくれた4年生に対して後輩たちがプレゼントを渡し、それぞれの感謝を伝えていました。

 コロナ禍によりKSSがほぼ活動停止状態になりましたが、そこからまたKSSの活動を復活させて後輩に伝えてくれた4年生の皆さん、ありがとうございました。

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2023年12月23日 (土)

ともにクリスマスを祝う喜び

 イギリスから神戸に来たキリスト教宣教師たちが明治時代に設立した学校から出発し、現在もキリスト教の愛の精神を基本とした教育を特色とする神戸松蔭女子学院大学にとって、クリスマスは大切な行事です。12月に入る前日には、まず、クリスマスツリー点灯式が行われました。 https://www.shoin.ac.jp/news/2023/12/003745.html


 今年は学生・教職員だけでなく、コロナ前と同様に近隣の方々にも開放しました。近隣の方々にとっては3年間も途切れた形になっていたので、もう来られないのではと不安でしたが、嬉しいことにコロナ前を上回るほど多くの方々に来ていただきました。


 そして12月に入ると、チャペルにおいてクリスマス礼拝が行われました。厳かな雰囲気のもと、キリストの生誕を祝います。礼拝後には食堂で祝会です。こちらは、学生たちが司会進行を務める明るく楽しい今風のクリスマス会です。大勢の学生・教職員が食事を共にして交流する喜びをあらためて嚙み締めました。


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2023年11月25日 (土)

”Level up”した松蔭祭

 神戸松蔭女子学院大学の大学祭である松蔭祭が晴天のもと行われました。

 昨年度は3年ぶりの対面開催復活ということで、“Full revival on 130th anniversary”というテーマで行われましたが、今年の松蔭祭実行委員会の学生たちが掲げたテーマは”Level up”でした。コロナ禍からの復活から、さらに一段上にという意気込みが伝わってきます。

 松蔭祭の二日間は基本的には晴れていたのですが、一日目は真冬並みの冷え込みとなり、来ようと思っていた人も挫けるのではないかと心配しました。しかしながら、多くの方が来られたのを見て安心し、実際に二日間の来場者数は昨年を大きく上回ったと聞いています。来場者数という点でまずはLevel upしたようです。

 展示やパフォーマンスのいくつかを見ることができました。今年も神戸市立博物館の移動展示車「おきしお夢はこぶ号」が来てくれ、本学の博物館学芸員課程で学ぶ学生たちが案内してくれました。

 ステージでは軽音同好会が大学祭らしい盛り上がりを作り出してくれていました。また、演劇部が舞台衣装のまま屋外に出てきて、演劇の雰囲気を振りまきながら呼び込みをしている様子も祭りにふさわしいものでした。演劇部は二日間で4公演を行いましたが、観客の拍手でその都度ストーリーを変えるという意欲的な内容でした。

 筝曲部の学生たちによる演奏も華やかなものでした。琴の演奏を聴いたのはいつ以来でしょう。着物での演奏の様子といい音色といい、琴のすばらしさをあらためて感じました。

 来場者数だけでなく、内容においてもLevel upした松蔭祭を楽しむことができました。

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2023年10月30日 (月)

大学日本一を目指して

 先日、神戸松蔭女子学院大学ソフトテニス部の学生たちが文部科学大臣杯全日本大学対抗選手権大会(インカレ)準優勝の報告に来てくれました。ソフトテニス部は今年度の関西学生ソフトテニスリーグで春、秋ともに優勝し関西のトップに立っていますが、全国においてもトップレベルであることを示してくれました。

 昨年度、初の大学日本一に輝いた卓球部は、この春の関西学生春季卓球リーグ戦で3位となり、主力選手達が卒業した影響が大きいかと思われましたが、夏に行われた全日本大学総合卓球選手権大会・団体の部で強豪校を破って決勝まで勝ち上がりました。大学日本一には惜しくも及びませんでしたが、見事な成長ぶりで、関西学生秋季卓球リーグ戦では1位に返り咲きました。

 そして、なぎなた部は、8月に行われた全日本学生なぎなた選手権大会・団体試合で見事優勝しました。本学なぎなた部は2018年、2019年と連覇しており、4年ぶりの大学日本一ということになります。

 各クラブとも、2020年には新型コロナウイルス感染症による厳しい行動制限下で、練習もままならない日々を過ごしました。行動制限が緩和されてからも、様々な制限を課された中での部活動であった上に、緊急事態宣言による突然の活動停止が幾度もありました。

 大学日本一に届かなかったクラブは悔しい思いをしたでしょうが、このような厳しい時期を経ているだけに、優勝を争うところまで到達していることが本学にとってとても誇らしいことです。

 

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全日本学生なぎなた選手権大会・団体試合優勝のなぎなた部

 

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全日本大学対抗選手権大会(インカレ)準優勝のソフトテニス部メンバー

 

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全日本大学総合卓球選手権大会・団体の部準優勝の卓球部は日本卓球リーグのホームマッチで、前期優勝のデンソーを破る金星を挙げました。
https://www.jttl.gr.jp/article/ZRZThxEAACwAItAZ

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2023年9月24日 (日)

書を学ぶ学生たちにエールを

 神戸松蔭女子学院大学は高校生を対象とした書道コンクールを主催しています。このコンクールは、兵庫県教育委員会、(公財)兵庫県芸術文化協会、神戸市、神戸市教育委員会、兵庫県書作家協会、神戸新聞社の後援を受けており、兵庫県書作家協会の先生方に審査に入っていただいている本格的なものです。京阪神の高校生にはかなり浸透しており、コロナ下においても多数の応募をいただきました。

 先日、今年の第7回コンクールの表彰式を本学マグダレン・チャペルで、作品展示を書道教室のある7号館で行ないました。以下のリンクから、入賞者とその作品をみることができます。
https://www.shoin.ac.jp/news/2023/09/003654.html

 本学が書道コンクールを主催しているのは、書の学びが本学の特色の一つだからです。以前から高校の書道教員の養成を行ってきた日本語日本文化学科では、カリキュラムをさらに充実させて書道コースを開設しました。また、書道部はイベントでのパフォーマンスやワークショップを積極的に行い、地域の活性化に貢献しています。

 7月には日本語日本文化学科3年の荒木郁穂さんが日本書芸院・読売新聞社主催の第28回全日本高校・大学生書道展で大賞を受賞しました。出品8,807点の中から57点のみが選ばれる栄誉ある賞です。書を学ぶ学生たちを今後も応援していきたいと思います。

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受賞報告に来てくれた日本語日本文化学科3年荒木さんと書道コース教員の小出水教授、丸山准教授

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2023年8月27日 (日)

神戸松蔭のハオチーカレー

 宝塚カレーグランプリが行われています。これは、大学生が主体となってカレーのレシピを考案し、実際に宝塚阪急百貨店で店頭販売して売上高を競うというイベントです。今年は、阪神地区の9大学が参加しました。神戸松蔭女子学院大学からは、人間科学部都市生活学科で食ビジネスを学ぶ川口ゼミが参加し「神戸ハオチーカレー」を販売しました。

 神戸中華街の味をイメージした豚の角煮入りのカレーということで、中国語で「おいしい」を意味する「ハオチー」が名前に入っています。学生たちは何種類も試作し、今回のカレーを作り上げたとのことです。私も食べましたが、メイン食材の豚の角煮をしっかり味わうことができ、また蓮根スライスの食感が良いアクセントになっています。私に丁度よい辛さの、個性がありながらバランスが取れた味わいのカレーで、プロが作ったカレーと言われても何の違和感もない完成度でした。

 カレーはレトルトとテイクアウト両方が販売されます。下に写真を示しましたが、レトルトのパッケージデザインも学生たちによるものです。テイクアウト販売用のアレンジも学生たちが考えたとのことですが、ザーサイがしっかりと添えられており、ザーサイ好きの私にはこの点も高評価でした。

 レシピの考案から、パッケージを含めた商品開発、そして店頭販売まで行い、学生たちにとってとても良い経験になったと思います。

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2023年7月29日 (土)

学内での国際交流

 新型コロナウイルス感染症のために停止を余儀なくされていた神戸松蔭女子学院大学の国際交流は、英語学科のセメスター留学をはじめとして昨年度から本格的に再開しています。しかし、日本語日本文化研修は残念ながら実施できず、この7月にようやく再開することができました。

 日本語日本文化研修は、海外協定校で日本語を学ぶ大学生が、神戸松蔭のキャンパスで日本語と日本文化を学ぶ研修です。今年は、閩江学院(中国)、徳成女子大学校(韓国)、ダルマプルサダ大学(インドネシア)、ベトナム国家大学ホーチミン市校人文社会科学大学(ベトナム)と、この4月に協定を結んだばかりのタイのスアンスナンター・ラチャパット大学からも早速参加があり、5カ国5大学の学生16名が来日し2週間滞在しました。

 研修の最後に、それぞれの留学生が興味のあるテーマについて本学の学生にアンケートを取り、その結果について発表会でプレゼンテーションを行いました。留学生は、神社など日本の伝統文化について調べることもありますが、食事や買い物、日本の学生が読む雑誌や行きたい国など、今の日本と日本人学生の関心をテーマに取り上げます。

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 この発表会はコロナ前の研修でも行われており、今回も聞くことを楽しみにしていました。留学生が今の日本のどういったところに関心を持つのから知ることができ、留学生の目を通して今の日本を知ることができるからです。私は楽しく聞いているだけですが、授業や京都・奈良訪問の間に、本学学生にアンケートやインタビューを行った上に、日本語でのパワーポイント発表を準備するのはたいへんだったでしょう。

 この研修中、本学学生が日本語パートナーとして留学生と行動をともにします。留学生たちは、授業での学びや観光だけでなく、日本語パートナーとの交流や発表のために本学学生にインタビューしたことがとても良かったと言ってくれます。もちろん本学学生にとっても貴重な経験になります。また、異なる国から来た留学生間の交流も意義のあるものでしょう。

 インターネットを通じて他の国の情報をたやすく手に入れることができるようになり、またオンライン上の交流も可能となった時代にあっても、対面で交流するという経験はやはり代えがたいものがあります。

以下のサイトで研修での交流の様子を見ることができます。
https://www.shoin.ac.jp/news/2023/07/003604.html

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2023年7月15日 (土)

ソフトテニスのミックスダブルスで日本一に輝く

 6月に行われたソフトテニスの第4回全日本ミックスダブルス選手権大会で、人間科学部都市生活学科4年生の長谷川憂華さんが広岡選手(NTT西日本)とペアを組み、見事日本一に輝きました。長谷川さんが優勝カップを持って、神戸松蔭女子学院大学ソフトテニス部の監督・コーチとともに学長室に報告に来てくれました。

 長谷川さんは、全日本ミックスダブルスソフトテニス選手権での優勝の後すぐに韓国に渡り、仁川コリアカップソフトテニス大会に日本チームの一員として臨み、女子ダブルスで銅メダルを獲得しています。こちらについても、銅メダルとともに大会について報告してくれました。

 ソフトテニス部はこの3年間、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による活動停止、様々な行動制限のもとでの練習再開など、たいへん苦労しながら活動を続けてきました。特に長谷川さんら2020年度入学生は、大学入学すぐに大学入構が禁止されるなど、もっとも大きな影響を受けてきた学年です。

 この学年が4年生になった今年度は、ようやくコロナ前に近い形で活動を行えるようになりました。そして、長谷川さんが個人として素晴らしい活躍をしているだけでなく、チームとしても関西学生春季リーグで優勝しています。最終学年に充実した活動をしてくれていることは、本当に嬉しいことです。

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