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2022年6月11日 (土)

海外留学再開へ

 新型コロナウイルス感染症の拡大によって大学の様々な活動が深刻な影響を受けました。その一つが海外への渡航の停止です。特に、中長期の海外留学を最大の目標として入学してきた学生たちの落胆はとても大きかったと思います。

 神戸松蔭女子学院大学では、英語学科英語プロフェッショナル専修が1学期(セメスター)または1年の海外留学を必須としており、英語学科グローバルコミュニケーション専修は海外留学を選択することができます。しかしながら、長期化したコロナ禍の下、海外留学の見通しが立たない時期が続きました。急遽、国内での学びを続けるカリキュラムへと変更しました。

 英語ネイティブ・スピーカーによる授業が数多く開講されていますし、オンラインでの海外留学の機会が設定されましたので、国内にいても英語の学びは十分に行えます。しかし、留学先の景色や気候の実感し、海外で日常生活を送るという経験、ホスト・ファミリーや世界各地から集まる留学生との直接の交流を再現することはできません。

 いよいよこの夏から英語学科のセメスター留学を再開します。今年度は、本来の留学実施学年の2年生だけでなく昨年度に留学に機会を持てなかった3年生も対象となりました。一方で、中期留学を必須とする英語プロフェッショナル専修の学生であっても、今回については選択できることとしました。

 現在、留学の準備が国際交流センターを中心に着々と進められています。学生たちを海外留学に送り出すためには、コロナ以前でも周到な準備が必要でしたが、今回は留学先の協定大学及び立地する地域の状況、日本政府の動向などの情報をこれまで以上に収集しました。また、海外留学の手引きを作成して学生たちに配布するとともに、説明会を実施して、充分に納得した上で留学を選択できるようにしました。

 神戸松蔭の学生たちが、再び世界の各地へと旅立ち、充実した学びをすることを願っています。

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  国際交流センターが作成した海外留学の手引きです。留学奨学金、留学費用、協定大学の特徴、留学に必要な準備、トラブル発生時の対応などが68ページにわたって詳細に記されています。

 

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